その不調、本当に更年期? 更年期と間違いやすい病気

更年期にあらわれるさまざまな症状は、実は他の病気のサインとなっている可能性もあります。

 

「更年期だから仕方がない」
「そのうち良くなるだろう」

 

と考えてそのままにしておくと、知らないうちに病気がどんどん悪化してしまうことも。
ここでは、そんな更年期と間違いやすい病気について、詳しくお伝えします。

あれもこれも、更年期の症状とは限らない!

更年期は、心身にいろいろな症状が出てきます。その種類は、なんと実に300以上ともいわれています!
それだけに、さまざまな症状を更年期だと思い込んでいて、他の病気に気が付かなかったということも多いのです。
更年期と似た症状が出る病気には、以下のようなものがあります。

 

甲状腺機能障害
甲状腺機能障害は、甲状腺ホルモンの分泌が過剰になったり、低下したりすることによって起こる病気。

甲状腺ホルモンの分泌が多すぎると、全身の新陳代謝が高まるため、ほてり、のぼせ、多汗といった症状が出る甲状腺機能亢進症に、反対に、甲状腺ホルモンの分泌が減り、そのはたらきが鈍くなると、頭痛、うつ、めまい、冷えなどが見られる甲状腺機能低下症になります。
こうした症状が出る甲状腺機能障害は、更年期障害と最も間違えやすい病気と言えるでしょう。

子宮の病気
子宮筋腫や子宮がんなどにかかると、不正出血や月経過多、生理痛がひどいといった症状があらわれます。

こうした症状は更年期にも出やすいため、更年期によるものなのか、それとも子宮の病気によるものなのかがわかりづらいのです。

メニエール病
突然グルグル回るようなひどいめまいと耳鳴り、吐き気などがあらわれる耳の病気、メニエール病。

メニエール病は、30〜50歳くらいの女性に多く発症すると言われています。30〜50歳といえば、ちょうど更年期の症状に悩み始める年代だけに、メニエール病も更年期の症状と間違いやすい傾向があります。

うつ病
更年期は、気分の落ち込みや不安感など、精神的な症状も多く見られます。そのため、実際にうつ病にかかっていても「更年期だから」と見過ごされがち。

更年期に出るうつの症状は女性ホルモンが原因ですが、うつ病は環境の変化やストレスなどによって、神経伝達物質のバランスが乱れることが原因とされています。

気になる症状がある場合は、早めに病院へ

更年期になると、女性なら誰でも多少の不調を感じるもの。
そのため、ちょっとした症状では病院へ行かずに我慢してしまう人も多いでしょう。

 

しかし、日常生活に支障が出るような強い症状や、なかなか改善しない症状がある場合には、他の病気を疑って、早めに検査を受けてみることをおすすめします。

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